シルバー・貴金属のキャスト、鋳造ならお任せください。ジュエリー・アクセサリーのOEM製造工場 日本アイボリー株式会社

象牙(IVORY)とは

象牙(IVORY)はもちろん象の牙のことですが、飾り牙以外は製品のサイズに応じて牙を切断して加工されています。全長は20cm~2m50cmとさまざまで全長の中間くらいまでテーパー状の空洞になっています。牙1本の重さは小さな物で数百グラム、大きな物になると50kgを超えるものもあり個体により材料の質感も異なります。 先人はこの魅惑の乳白色に魅せられ遥かアフリカの大地から命がけで持ち帰ったとされています。またそれは使うほどに馴染み持ち主の色に染まります。古くからの新しい素材象牙、きっとあなたの商品展開のお役に立てることでしょう。

象牙製薔薇彫刻ビーズ

歴史と伝統

象牙は古くから東洋、西洋を問わず貴重な素材として珍重され日本では江戸象牙として、和楽器・かんざし・印籠・根付・キセルなど職人が技を磨き顧客の要望を満足させる絶好の素材として発展してきました。西洋では宝飾品・喫煙具・家具・ギター部品・チェスなどのゲーム器具類他、愛用の銃・剣のグリップを既存の物から象牙に交換するなど豪華さと愛着を高めるカスタム用素材として発展してきました。遠く雄大なアフリカの大地で育まれた象牙にロマンを感じるのは昔も今も変わらない事実です。

象牙工芸品の一例

象牙の種類

一般には知られていませんが象牙にはタイプの異なる3種類の象牙がありそれらはハード材・ソフト材の2種類に分類されます。1つ目はインド象と呼ばれタイ・ビルマ・マレーシア・インドなどに生息するアジア象です。 肌理が細かく輸入量が少ないので珍重されほとんど高級印材として消費されます。2つ目は主にアフリカ南部地域に生息するアフリカ象です。これらはアジア象と性質の似た「ソフト」と呼ばれる材質で印材として消費されます。3つ目はアフリカ中部地域に生息するアフリカ象から採取する「ハード」といわれる材料です。なぜ同じアフリカ象から異なった資質を持った象牙が生まれるのかは未だ解明されていませんが群れ単位で種類が分かれるところを見ると生息地の気候、摂取する食物以外に血統もあるのでしょう。

ソフト材のほとんどが印材として使われハード材は古くから主に和楽器の材料として三味線のばち・駒・糸巻き・琴爪・琴柱・根付・箸などに使われてきました。根付・櫛にもハード材が使われています。これらのことから弦の振動を本体に伝える三味線の駒、琴柱と同じ役割を担うギターのサドル・ナットには古くから伝統的に使われているハード材を使うのが自然だと思います。1989年国際法で輸出入禁止以来特例として日本に90トン輸入されたソフト材に対しハード材は24年間日本に輸入されていないため市場にはほとんど出てこない貴重な材料です。弊社では数に限りこそあれ素材を確保していますのでご希望のサイズを明記の上お気軽にお問い合わせください。すぐにお見積もりいたします。

付加価値とオリジナリティ

既存パーツを象牙素材へ置き換えることで、新しいデザインの幅が無限に広がります。貴金属や天然素材とのコラボで、他にはない魅力的な商品展開が可能です。小さなチャームから単体ジュエリーまで、あらゆるニーズに柔軟に対応いたします。象牙素材の魅力は希少性と加工性にあります。リューターでの彫刻や研磨が容易で、独自デザインのアクセサリーやパーツが手軽に制作可能です。他素材と組み合わせることで、唯一無二の高付加価値商品を実現します。

革製品とのコラボ

革と象牙ビーズのコラボレーション

革と象牙、同じ自然素材ですから相性は抜群です。まずは革ひもに象牙ビーズはいかがですか。

貴金属とのコラボ

貴金属と象牙パーツの融合デザイン

本体の複雑な部分は従来どおりキャストで、単純な部分に象牙パーツを使い貴金属とのコラボで製作すればかなり付加価値のつく商品ができます。石と違いお好きなようにヤスリが掛かりますので貴金属枠へのはめ込みや、大きな石の代わりにがっちりとした爪で留めるのも面白いと思います。

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