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象牙は硬い物質と思われがちですが、動物の歯・牙・骨と呼ばれる物の中では密度が濃い割にやわらかく黒檀などの比較的堅い木材となんら変わることのない加工性で、むしろサクサク削れる、歯切れの良い素材です。原材料(牙)の中心先端に行くほど材料は硬く、目が詰まり、高級素材となります。ホビー用リューターでも、切削穴あけは容易で、ヤスリがけ紙ペーパーの掛かりもよく熟練者になれば、彫刻刀で彫刻を行うこともできます。、なによりお手持ちの工具類ですべてまかなえてしまう事実に驚くでしょう。#400の紙ペーパーをかけてバフがけすれば、きれいな光沢が出ます。バフを高回転で使用すると摩擦熱で白く焼けてしまいますので、回転を落として熱くならない様にバフがけしてください。
※注意点
自然素材のため、季節により若干収縮しますので、収縮率の違う異素材との組み合わせ、たとえばきっちりかぶせるキャップの様な使われ方には注意が必要です。、またひび割れの原因になりますので、汚れた場合は薄めた中性洗剤で拭きとってぬらした場合もドライヤーなどで乾かさずに自然乾燥させてください。
象牙は硬い物質と思われがちですが、動物の歯・牙・骨と呼ばれる物の中では密度が濃い割にやわらかく黒檀などの比較的堅い木材となんら変わることのない加工性で、むしろサクサク削れる、歯切れの良い素材です。ここでは、象牙の削り方を写真を交えてご説明したいと思います。
象牙を削ってパーツを作ります。用意するものは糸ノコ・ヤスリ・サンドペーパー#120、#230、#400・リューターです。
シルバーのトップに使うオニキスなどの天然石(カボションや平板)の代わりに、象牙を削ってパーツを作ります。
まずは石枠にはまる型紙をつくり、象牙に下絵を描き、糸ノコで線に沿って切り出します。
紙ヤスリを使い、枠に合わせながら削っていきます。(荒目の平ヤスリでもかまいません)
400番以上の目の粗くないものを使い枠に入るように微調整します。
カボションにするため、表面の角をヤスリ・リューターで削っていきます。粗めのサンドペーパーを使い撫でるように、弧を描くと、簡単に、きれいな曲線を出すことができます。
次は四角の枠に合わせて、象牙を削ります。(荒目の平ヤスリでもかまいません)
入れ心地を確かめながら、すき間ができない様に微調整します。
表面にエメラルドカットの面を、荒い平ヤスリ・サンドペーパーなどで削っていきます。
削り面の仕上げは400番以上の目の粗くないヤスリを使います。
自然素材の独特な雰囲気でオニキスなどとは違った味がでます。
象牙のドクロを作ります。まず、象牙に下絵を描きます。
ドクロの輪郭にそって削り出します。荒め、中目と段階を追ってヤスリを使い、輪郭を出します。
輪郭の調整をしながら、ドクロの目を彫っていきます。目の位置・大きさでドクロの表情が決まってしまいますので、バランスをみながら進めます。
おでこ・頬・鼻などの起伏に合った刃物に替えながら、リューターで削っていきます。
表面の処理は400番以上の目の粗くないものを使います。
リューターのまめバフを使い仕上げて完成です。